皆さんはこれまでの臨床研修で,どれくらい利尿薬を使いましたか? 水・電解質の制御は全身管理の根幹をなすポイントの1つですが,なかなか思ったようにいかず,悩まされることが多い難題の1つでもあります.水・電解質異常のうち体液過剰状態には,整容上の問題でしかない単なる“むくみ”から致命的となり得る肺水腫に至るまで,さまざまなものがあります.そのような状態の背景となる疾患・病態も単一ではありません.ローテーションをしている皆さんは,実にさまざまな診療科で利尿薬が使われていることに気がつくのではないでしょうか. (中略) そこで,本特集では,日常臨床のさまざまな場面での利尿薬使用に関して皆さんの指針となるべく,それぞれの専門の先生方に場面ごとの利尿薬の使い方について解説していただきました.前半ではさまざまな病態(腎不全・心不全・ネフローゼ症候群・肝疾患)を有する患者さんや高齢者に対する利尿薬の使い方のコツや注意点,あるいは救急領域や眼科領域においてはどのように利尿薬が用いられているかがわかりやすくまとめられています.後半では研修医の先生が抱く疑問をピックアップし,その道の専門家に明快に回答していただきました. 本特集によって少しでも利尿薬投与を中心とした体液管理についての考え方を正しく理解していただき,患者さんの状態を注意深く観察しながら,安全かつ効果的に利尿薬を使用できる若手医師が増えることを期待しています.
皆さんはこれまでの臨床研修で,どれくらい利尿薬を使いましたか?
水・電解質の制御は全身管理の根幹をなすポイントの1つですが,なかなか思ったようにいかず,悩まされることが多い難題の1つでもあります.水・電解質異常のうち体液過剰状態には,整容上の問題でしかない単なる“むくみ”から致命的となり得る肺水腫に至るまで,さまざまなものがあります.そのような状態の背景となる疾患・病態も単一ではありません.ローテーションをしている皆さんは,実にさまざまな診療科で利尿薬が使われていることに気がつくのではないでしょうか.
(中略)
そこで,本特集では,日常臨床のさまざまな場面での利尿薬使用に関して皆さんの指針となるべく,それぞれの専門の先生方に場面ごとの利尿薬の使い方について解説していただきました.前半ではさまざまな病態(腎不全・心不全・ネフローゼ症候群・肝疾患)を有する患者さんや高齢者に対する利尿薬の使い方のコツや注意点,あるいは救急領域や眼科領域においてはどのように利尿薬が用いられているかがわかりやすくまとめられています.後半では研修医の先生が抱く疑問をピックアップし,その道の専門家に明快に回答していただきました. 本特集によって少しでも利尿薬投与を中心とした体液管理についての考え方を正しく理解していただき,患者さんの状態を注意深く観察しながら,安全かつ効果的に利尿薬を使用できる若手医師が増えることを期待しています.
日常診療でよく使う利尿薬の選び方・使い方への疑問をスッキリ解決!基本となる作用機序から学ぶことで,それぞれの薬剤の違いを理解し,各科で出会う幅広い病態に合わせた処方に自信がもてるようになる!
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