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尾久守侑/著
内田裕之,國松淳和/監修
■定価3,960円(本体3,600円+税10%) ■A5判 ■190頁 ■金芳堂
読み | 項目 | サブ項目 | ページ |
---|---|---|---|
1にちが | 1日が48時間のように感じる | 117 | |
AIUEO | AIUEOTIPS | ―― | 18 |
意識障害の鑑別診断を考えるときに使用される――ですが、意識障害というよりは急性外因反応型の鑑別全体に汎用可能です | 18 | ||
まずは―― | 33 | ||
BPSD | BPSDという概念自体が思考停止の申し子 | 149 | |
LOH | LOH(late onset hypogonadism)症候群 | 127 | |
RLS | RLSは夕方から夜間にかけて、特に眠気を感じるときに多く出現し、手や足がゾワゾワチクチクして入眠できないという訴え | 87 | |
Treatable | Treatable Dementia | ―― | 6,123 |
「――を除外せよ」というパールは意思決定に寄与しない | 143 | ||
あかしじ | アカシジアの見抜き方 | 86 | |
あくせい | 悪性カタトニアは、カタトニア+自律神経症状と考えるとわかりやすい | 46 | |
あしがむ | 「足がムズムズします」と訴える人は意外と少ない | 86 | |
あしから | 足からお腹にかけて皮膚の表面に何百匹も寄生虫が這っている | 31 | |
あじそん | アジソン病 | 125 | |
あたまで | 頭では塩とわかっているのに「醤油を取ってください」 | 79 | |
あたまの | 頭の血管がうねうね動いて気持ち悪い | 31 | |
あぱしー | アパシーがうつ状態と思われることが多い | 151 | |
あぱしー | アパシーは外界からの刺激に対して普通は起こる主観的な感情が生起されないこと | 18 | |
あるこー | アルコール患者の精神神経症状 | 133 | |
あるこー | アルコール離脱症状 | 133 | |
あれるぎ | アレルギー物質のせいではないか | 32 | |
いかにも | いかにも「そっち系」 | 7 | |
いくらか | いくら会社が多忙とか離婚問題を抱えているなどのストレス因があるからといって、街を歩いている健康人に心因性ジストニアが出現するなどということは考えにくい | 57 | |
いしきし | 意識障害 | ――がないものを身体因性ではないと即断するのは誤り | 3 |
――の後からうつ状態 | 17 | ||
――の鑑別診断を考えるときに使用されるAIUEOTIPSですが、――というよりは急性外因反応型の鑑別全体に汎用可能です | 18 | ||
――を切り取る | 58 | ||
――を鑑別する | 61 | ||
原因不明の―― | 132 | ||
いそがし | 「忙しいのにお宅の患者さんが来てるんですけど!」という趣旨をもう少し婉曲的にした内容の院内紹介を精神科にしたりする | 51 | |
いっしょ | 一緒に来た人はお母さんによく似ているが、本物のお母さんではなく別人である | 40 | |
いったん | いったんは精神症状を呈すなんらかの疾患というくくりで診ていた患者が、てんかん発作を起こしたとき | 102 | |
いってん | 「一点の曇り」を見極め、「精神症状から身体疾患を見抜く」方法 | iv | |
いっぱん | 一般的な身体科の医師 | 「これは身体因が原因かも。調べないと」とスイッチが入るポイントは、「意識混濁」の有無 | 3 |
いっぽう | 一方で、精神科医 | これは身体因性の精神症状じゃないかと思う根拠は、「意識障害」の有無 | 3 |
いつもと | いつもとは全然違うんです | 14 | |
いのあた | 胃の辺りを宇宙艦隊にレーザーで攻撃されている | 51 | |
いままで | 今までは紳士的だった人がひどいセクハラばかりするようになった | 70 | |
いよくて | 意欲低下と自分でも理由がわからない希死念慮 | 126 | |
いよくの | 意欲の低下や希死念慮 | 5 | |
うぇるに | ウェルニッケ脳症 | 69,132 | |
うたがう | 疑う余地が全くないアルツハイマー型認知症に執拗な検査は不要 | 145 | |
うたやじ | 歌や時間が逆から流れているように聞こえる | 117 | |
うつがあ | うつがあると思ったら躊躇せずに「死にたくなることはありますか」と聞いてください | 142 | |
うつじょ | うつ状態 | ――を切り取る | 13 |
身体因性の――を鑑別する | 14 | ||
身体因性に起こる――と、うつ病の――は同じなのか? | 15 | ||
身体因性に出現する――を分類するのであれば、急性外因反応型/通過症候群クラスタと、脳局所精神症状群/内分泌精神症状群クラスタに分けられる | 17 | ||
うつびょ | うつ病らしい片鱗をつかむ | 21 | |
おこりっ | 怒りっぽい人が余計に怒りっぽくなる | 6 | |
おさない | 幼い頃お父さんから虐待を受けていた子どもが、大人になって同じような背格好の上司に怒られたとき、怒られているときの前後の記憶を後で失っているというような状況 | 66 | |
おぼえら | 覚えられなかったことを覚えている | 67 | |
かいしゃ | 解釈モデルを尋ねる | 13 | |
かいしゃ | 会社の上司にメールしているんですね、内容はまとまりますか? | 141 | |
かいじょ | 「介助をしようとしたら腕をつかまれて離してくれなかった」といった色彩の言葉 | 71 | |
かくせい | 「覚醒度の低下」しか思い浮かばなかった人 | 59 | |
かすいた | 下垂体機能低下症 | 127 | |
かぜです | 風邪ですかね? | 14 | |
かたとに | カタトニア | ――(緊張病)とは何か? ということを、――を知らない人に説明するのはとても難しい | 43 |
――であるとは認識できず、「なんだか気持ちが悪い意識障害だな」 | 43 | ||
――の初療は緊急性において悪性――と緊張病性NCSEの除外を念頭においてなされるべき | 44 | ||
――を切り取る | 44 | ||
――はバイタルサインの異常(D:Dysfunction of CNS)に引っかかってしまう | 44 | ||
――じゃないか? と一度でも疑うことができれば、先ほどの「カタレプシー、常同症、命令自動、反響現象、無言症、昏迷」という症状たちがクリアにみえてきます | 45 | ||
がっこう | 学校の先生をママと呼んだことがある人 | 60 | |
かっしょ | 褐色細胞腫 | ――のクリーゼ | 122 |
―― | 128 | ||
がんかぜ | 眼窩前頭皮質に限局する脳梗塞 | 65 | |
かんきょ | 環境音の幻聴(要素性幻聴)や音楽性幻聴は、単独で統合失調症に出現することは少なく、まずは身体因から調べるべき | 36 | |
かんごし | 看護師にいちいち怒鳴りつけ、不機嫌そうな態度で診察を受ける、中年の風邪を引いたサラリーマンを診たことがある人は多いと思います | 7 | |
かんじゃ | 患者さんの訴えは、精神疾患のあるなしにかかわらずゆがめられて伝わる | 51 | |
きちのか | 既知の感染症(ウイルス感染や、市中肺炎などのコモンな感染症を想定しています)に精神症状が出現したとき | 112 | |
きのうは | 昨日は誰かお見舞いにきましたか? | 64 | |
きぶんし | 気分症状を主体とした精神症状の多彩さ | 124 | |
きゅうせ | 急性外因反応型 | ――の経過と考えてよい症候性低ナトリウム血症の症例 | 5 |
――/通過症候群によるうつ状態 | 17 | ||
――の経過と考えて、鑑別はATUEOTIPSで行いましょう | 24 | ||
きゅうせ | 急性散在性脳脊髄炎(ADEM) | 118 | |
きゅうせ | 急性脳症を起こすタイプの感染微生物は限られており | 114 | |
きょくざ | 局在に対応した発作症状(単純部分発作)が精神症状にみえるものをpsychic seizure | 94 | |
ぎらんば | ギランバレー症候群(GBS) | 118 | |
きんきゅ | 緊急性の除外という観点からみたうつ病 | 19 | |
くっきょ | 屈曲点 | 34 | |
くっきょ | 屈曲というよりは断絶 | 35 | |
くっしん | クッシング症候群 | 124 | |
くるまを | 「車」を「インド」と言い間違える | 79 | |
けいか | 経過(縦断像)と症状(横断像)からゲシュタルトを捉え、まず脳内で分類する | 17 | |
けいびな | 軽微な意識障害 | 58 | |
けっして | 決して少なくない側頭葉てんかんの患者さんに上記の健忘が複数出現する | 67 | |
げりにこ | 下痢に心当たりはありますか? | 14 | |
げんかく | 幻覚妄想状態を鑑別する | 30 | |
げんかく | 幻覚妄想状態を切り取る | 28 | |
げんかく | 幻覚や妄想に目を奪われ、軽微な意識障害を見逃さないことが重要 | 28 | |
けんこう | 健康診断レベルの血液検査にせいぜい甲状腺機能が追加され、頭部CTを撮るくらいでしょう | iv | |
げんしが | 幻視が主訴の場合は身体因から考えるのが一般的 | 36 | |
けんぼう | 健忘症候群は、固定した症状として出現するだけでなく、時に通過症候群の症状として出現することもあります | 6 | |
こうNM | 抗NMDA受容体 | ――脳炎 | 8 |
――抗体脳炎は幻覚妄想状態で来院しうる病態ですが、亜急性に進行し中枢性の呼吸抑制をきたし死亡することがある疾患です | 11 | ||
――脳炎の経過で悪性カタトニアといってよい状態像を示す患者がいる | 46 | ||
――抗体脳炎 | 117 | ||
こういう | こういうのが昔っから一番苦手なのよ | 145 | |
こうかる | 高カルシウム血症性クリーゼ | 122 | |
こうきん | 抗菌薬関連脳症(Antibiotics-Associated Encephalopathy:AAE) | 115 | |
こうけつ | 高血糖高浸透圧症候群 | 122 | |
こうじょ | 甲状腺 | ――クリーゼ | 122 |
――機能亢進症 | 123 | ||
――機能低下症 | 123 | ||
こうれい | 高齢者で多い幻視はレビー小体型認知症に伴う幻視 | 37 | |
こうれい | 高齢者で謎の体調不良で受診し、意識変容があるときは、発熱や局所感染の徴候がなくとも血液培養の適応 | 113 | |
こうれい | 高齢者認知機能低下セット | 147 | |
こうれい | 高齢者は身体因性に妄想や幻覚が出現することが非常に多く | 149 | |
こうれい | 高齢初発の躁状態はむしろ身体検索から始めるべき | 26 | |
ここにに | ここに入院する前自分は3,000人以上いました | 40 | |
ごじしん | ご自身としてはどうしてこんなに熱が続くのだと思いますか? | 14 | |
こるさこ | コルサコフ症候群 | 69 | |
これだけ | 「これだけの受診歴があるのだし、身体疾患ではないのだろう」と最初思い込みそうになった | 50 | |
ざいごう | 罪業的な色彩の強い言葉 | 20 | |
さくねん | 昨年大きな病気をされたんでしたっけ | 64 | |
さくわ | 作話 | 時に――は「妄想」や「ふざけたことを言っている」と思われて精神科にいきなり紹介されることがあります | 62 |
――を切り取る | 63 | ||
――、というとまずコルサコフ症候群が頭に浮かぶ人 | 65 | ||
さっきへ | さっき部屋の掃除に来た人は、見たこともない顔だけど、父だと思う | 40 | |
ざんぞう | 残像をみている | 164 | |
じあぜぱ | ジアゼパムを1A静注するだけで完全に回復する人も多く、見逃してはいけません | 109 | |
じこめん | 自己免疫性てんかんを切り取る | 101 | |
じさつり | 自殺リスクの高いうつ病 | 20 | |
じさつり | 自殺リスクの高いうつ病患者を帰宅させることは、大動脈解離に気がつかず、家に帰してしまうこととほぼ同じくらいまずい | 20 | |
ししょう | 視床梗塞でも健忘が出現します | 69 | |
しつご | 失語 | 「――の患者さんなんて一人も診たことはないし、ここは読み飛ばそうかな」と思った人にこそ、ぜひ読んでいただきたい項 | 75 |
――の原因となる二大疾患は脳血管障害と、変性疾患による認知症 | 76 | ||
――を切り取る | 77 | ||
――かも、と思ったら脳血管障害診療のタイムマネジメントにまずは乗せて考える | 81 | ||
しつりつ | 失立失歩などの典型的な転換性の症状は、今日ほとんど見られない | 7 | |
しにたい | 「死にたい」と言われたときは、具体的な方法を考えているかを尋ねましょう | 142 | |
しゃかい | 社会的に地位が高い人がつまらないものを万引きして捕まった | 70 | |
じゅうよ | 重要なのはもっと手前の、この質問をしようと思うかどうか | 13 | |
しょうて | 焦点から火打ち石のようにパチッ、パチッと出現することがあり(実際に音はしません) | 108 | |
しょうぶ | 勝負に負けています | 108 | |
じょせい | 女性ホルモンと精神症状 | 127 | |
しらすの | しらすの目が怖い | 117 | |
しんいん | 心因があるから心因性と決めつけてしまわない | 88 | |
しんけい | 神経衰弱状態 | ――を切り取る | 49 |
――を鑑別する | 52 | ||
しんたい | 身体因性に不定愁訴様の症状が出現することはありますが(中略)、異常な解釈をすることはまずありません | 32 | |
しんたい | 身体科外来にやってくる幻覚妄想状態の患者さんの多くは、身体の不調を感じて自分で受診する | 30 | |
しんたい | 身体科病棟で急に躁状態になってしまう人 | 23 | |
しんたい | 身体疾患によって起こる精神症状 | 3 | |
しんたい | 身体疾患(脳の障害を含む)があると、転換性の症状が出現しやすくなるという現象を精神的加重といいます | 7 | |
しんりて | 心理的な力動でCRPが持続高値になることはあり得ません | 52 | |
しんりょ | 心療内科か精神科を受診するように | iii | |
すうびょ | 「数秒間だけ出現する高次脳機能障害」という症候を切り取る | 94 | |
すうふん | 数分から数十分の間に情動が変化する | 117 | |
すてろい | ステロイド内服中のうつ状態 | 17 | |
すてろい | ステロイド誘発性精神障害(CIPD)の、基本的な疫学を押さえることが重要! | 137 | |
すぴろの | スピロノラクトンによる薬剤性SIADH(バゾプレシン分泌過剰症) | 5 | |
せいかく | 性格の先鋭化、という現象 | 6 | |
せいしん | 精神科医的な謎の反射でとりあえずハロペリドールを点滴する……という意味不明の行動 | 101 | |
せいしん | 精神科病院には脳炎がそれなりの頻度で入院してくる | 101 | |
せいしん | 精神疾患と間違えられるてんかん発作 | 93 | |
せいしん | 「精神疾患なのでは?」と思うきっかけの一つとして、自分の障害を自覚している様子がない、つまり病識がない、という点が挙げられる | 56 | |
せいしん | 精神疾患よりも身体疾患が緊急度で上回ることがほとんどですが、うつ状態に関しては例外 | 19 | |
せいしん | 精神症状が前景に立つ例ではまずごく普通に単純ヘルペス脳炎を考え | 119 | |
せいしん | 精神症状から内分泌疾患らしさを見抜く | 120 | |
せいしん | 精神症状を呈してやってくる身体/神経疾患は、内科医と精神科医の間に落ちるポテンヒットのような存在です | v | |
せいじん | 成人成長ホルモン分泌不全症候群(成人GHD) | 126 | |
せいしん | 精神的加重 | 7 | |
ぜったい | 絶対に知っておかなければならない | 7 | |
ぜんこう | 前交通動脈破裂に伴うくも膜下出血 | 65 | |
ぜんしん | 全身性エリテマトーデスの治療中に起きたうつ状態 | 17 | |
せんせい | 「先生からも注意してもらえますか?」などと言われたら一度は考えましょう | 72 | |
ぜんとう | 前頭側頭葉型認知症 | 74 | |
そううつ | 躁うつ混合状態との類似 | 123 | |
ぞうごな | 造語なのであちこちで使わないようにしましょう | 35 | |
そうじょ | 躁状態 | ――を切り取る | 23 |
病棟で急に出現した――は、意識障害がはっきりしなくともまずは急性外因反応型と考えて鑑別を進めるべき | 23 | ||
――を鑑別する | 24 | ||
そっちけ | そっち系の人ね | 50 | |
そのひと | その人が自身の病的な状態に対してどういう体験をしているか | 14 | |
そのほん | その本、集中して読めています? 頭に入ってきますか | 141 | |
たーにん | ターニングポイントから入院相当の症状をきたすまでの経過がとても早い | 35 | |
だいいち | 第一詩集 | 168 | |
たいおん | 体温って何? | 83 | |
たいしゅ | 大酒家に出現した急性外因反応型の経過をみたら、ビタミンB群を測定しつつ補充し、振戦せん妄を考慮し、ベンゾジアゼピン系の投与を行い、頭部MRIを撮像しましょう | 135 | |
たいしゅ | 大酒家の精神神経症状 | 132 | |
だいじょ | 「大丈夫?」と言おうとして「ズイジャーノ?」と言ってしまう | 79 | |
だいぶま | 「だいぶ前から認知機能が低下」している人の原因が薬剤であると見抜くのは意外と難易度が高く | 147 | |
たすけて | 「助けてくれー!」などと叫んだりしている患者さん | 28 | |
だっぽう | 脱法ハーブ | 46 | |
だつよく | 脱抑制 | ――を切り取る | 70 |
――を切り取ることができれば初期に診断できる可能性が高くなります | 74 | ||
たとえば | 例えばその日初めてその患者に会う研修生などを指して、「彼に昨日会いませんでしたか?」と尋ねて「ああ、ああ、彼には昨日会いましたよ」などといった反応 | 64 | |
だまして | 騙しているつもりはないけれども、事実と違うことを言っている、しかも、その背景には記憶障害がある | 63 | |
たんじゅ | 単純ヘルペス脳炎 | 119 | |
だんせい | 男性更年期 | 127 | |
ちかくに | 近くにある工場の化学物質が関係している | 32 | |
ちょくせ | 直接運動している筋に触れることが有用 | 88 | |
ちょくせ | 直接ベッドサイドで「気分の落ち込みはありますか」 | 141 | |
ついせん | つい先月までバリバリに働いていた人が急に統合失調症を発症して激しい幻覚妄想状態を呈することは普通はなく | 35 | |
つうかし | 通過症候群という概念 | 4 | |
つうじょ | 通常であれば適応できていたイベントに対応できずに転換症状を引き起こす | 7 | |
ていけっ | 低血糖性昏睡 | 122 | |
ていなと | 低ナトリウム血症 | ――による経過 | 5 |
――を急激に補正すると出現する脳症 | 133 | ||
てきどな | 適度な独善 | 161 | |
てんかん | てんかん | ――は切り分け方の種類が多く | 93 |
――には、ある脳の一点から電気的な興奮が始まり脳全体に広がっていく焦点性――と、脳全体が同時に興奮する全般性――があります | 93 | ||
――発作様の症状を示すものの、原因として心理学的な背景が示唆されるものをPNES | 100 | ||
――を疑ったときに脳波をとる | 107 | ||
――を疑って脳波をとるときに重要なのは、賦活試験を必ず行うということ | 108 | ||
どういう | どういう体験をしているかという軸 | 14 | |
どういう | どういうときに脳波をとりますか? | 106 | |
どうかん | どう考えても統合失調症としか言いようがない患者全例に腰椎穿刺をしたり、専門機関になんたら抗体を提出したりすることは無意味であるどころか有害 | iv | |
とうごう | 統合失調症かどうかということに身体的緊急性はなく、最後にわかればよい | 28 | |
どうして | どうして癌だと思うんでしょうか | 21 | |
とうにょ | 糖尿病性ケトアシドーシス | 122 | |
とうぶが | 頭部外傷後に出現したうつ状態 | 17 | |
どうよう | 「動揺する」という挙動、振る舞いから意識障害を疑う | 60 | |
とくにに | 特に入院環境において医療者がすべき行為をなぜかしている、ということが症状に気づくきっかけになる | 72 | |
とくにひ | 特に非行に走ったわけでもないのに2年生あたりから急に成績が落ち始めた | 34 | |
とつぜん | 突然出現する場にそぐわない不安、恐怖の発作 | 95 | |
ないかい | 内科医の立場から。この「立場から」という言葉が私は嫌いで | 163 | |
ないそく | 内側側頭葉てんかんは主な発作がけいれんのない意識減損を伴う発作(複雑部分発作)であることが多く | 67 | |
ないぶん | 内分泌 | ――疾患に伴ううつ状態 | 18 |
――疾患では、障害される――腺の種類によらず、気分の障害、欲動の障害、個々の基本的欲動の変化などが出現し、これをBleulerは――精神症状群と言いました | 121 | ||
――疾患では一般的に、うつ病によく似た気分や欲動の問題が出現するものの、罪業感や微小妄想などの悲哀の色彩が薄い | 121 | ||
――精神症状群に当てはまる症状のときは必ず検査を提出する | 125 | ||
――精神症状群+記銘力低下、という臨床家によるゲシュタルト | 126 | ||
ながいの | 長いのをお互い持って叩いたりすることなんですが | 80 | |
なぜない | なぜ泣いているのかを問うても、「わからない」と言って泣く | 115 | |
なにかと | なにかと話題の抗NMDA受容体抗体脳炎 | 34 | |
なにもな | 何もないはずなのに急にゴムの焼け焦げるような変な匂いが一瞬することがある | 31 | |
なんちょ | 難聴に伴って出現する音楽性幻聴 | 36 | |
なんとし | 何としても即日精神科医に紹介すべき | 20 | |
なんのき | 何のきっかけもなく出現したうつ状態は、身体因性が疑わしいのか? | 15 | |
にちじょ | 日常診療でできる健忘の診察 | 63 | |
にどとし | 二度と失語のことなど学びたくないと思わせるのに十分なエグい暗記物 | 76 | |
にほんじ | 日本人でターリー好きの約8割はナルシストという統計を確か夢で見たことがあります | 161 | |
にんちき | 認知機能低下+パーキンソニズム | 146 | |
にんちき | 認知機能低下をきたした高齢者をみたら、撮らずに迂回するよりも、あまり深く考えず機械的に頭部画像検査に進みましょう | 145 | |
ねている | 寝ている間にFBIに新型の殺戮兵器を胸に植え込まれ、毎日胸の痛みで目が覚める。除去手術をしてほしい | 31 | |
ねんえき | 粘液水腫性クリーゼ | 122 | |
のうしょ | 脳症なので髄液中に病原微生物は検出されず | 114 | |
のうのあ | 脳のある部分が障害されたときに出現する症状を巣症状と言います | 5 | |
のうのけっかん | 脳の血管が揺れている感覚がある | 39 | |
のうのげんきょく | 脳の限局性の障害に伴ううつ状態 | 18 | |
のうもし | 脳も神経もないので何も考えられません | 39 | |
のーとに | ノートに妄想めいたアニメのストーリー | 8 | |
はいけっ | 敗血症関連脳症(Sepsis-Associated Encephalopathy:SAE) | 113 | |
ばいよう | 「培養をとらずに広域抗菌薬」、「ウイルス感染に第3世代セフェムの内服」レベルの診療が横行しているという事実 | 10 | |
はっきり | 「はっきり言ってつまらない」としか言いようがない状況が、勉強開始5分程度で出現 | 106 | |
ぱにっく | パニック障害と誤診されることがたまにある | 128 | |
ばらつき | ばらつきがありすぎですね | 138 | |
はをみが | 歯を磨こうとして口元にブラシをやったときに右手をピクっとさせて歯ブラシを落とした | 89 | |
ひけいれ | 非けいれん性てんかん重積(NCSE)の除外 | 109 | |
びじゅう | 「鼻汁や咽頭痛がない咳」というプレゼンテーションは、風邪というprimary suspectについた一点の曇り | iv | |
びっかー | ビッカースタッフ脳幹脳炎(BBE) | 118 | |
ひとつの | 一つ質問をするたびに家人のほうを見たり(head turning sign) | 145 | |
びょうし | 「病識がない」ことを特徴とする神経疾患 | 57 | |
びょうて | 病的酩酊 | 131 | |
びょうて | 病的酩酊は、初診時の状態像だけでは振戦せん妄と区別がつかないことも多い | 131 | |
びょうと | 病棟では、スタッフに性的に逸脱した発言などをして気づかれる | 24 | |
ふあんい | 不安、イライラ、焦燥感、易刺激性、多弁、多動 | 123 | |
ふあんし | 不安焦燥やうつを呈す高齢者に心因を探せばいくらでも出てくるのが普通 | 150 | |
ふぃっし | フィッシャー症候群(FS) | 118 | |
ぶきみだ | 不気味だと思った | 46 | |
ふくじん | 副腎クリーゼ | 122 | |
ふていし | 不定愁訴の原因は、心理的な問題だけではない | 48 | |
ぷれぜん | プレゼンテーションと実態に解離がある病態を、「ねじれの病態」と勝手に命名しています | iii | |
へんずつ | 片頭痛やてんかん、TIAなどの器質因が背景にある | 66 | |
へんなせ | 「変な精神症状(or意識障害)+四肢or眼の周りor口の周りのピクつき」をみたらNCSEを疑いましょう | 110 | |
へんなに | 「変な匂いがする」と幻嗅だけを訴える場合はまれで、身体因性を考えるべき | 37 | |
ほうしゃ | 放射能が原因だと思う | 32 | |
ほとんど | ほとんどの医師がみたことのないようなまれな病気が原因だとなぜか確信しているパターン | 32 | |
ほとんど | ほとんどの膠原病はCRPが陽性になりますが、SLEでは陰性になることも多く、考慮しなければなりません | 52 | |
ほんとう | 本当は病院にずっと入院していたのに「昨日は働きに出ていましたよ、忙しくって昼食も食べられませんでした」などと言います | 64 | |
まさかこ | 「まさか高次脳機能障害とは思いもしない、そんな人が来るとは全く思っていない」状態 | 56 | |
まったん | 末端肥大症 | 126 | |
まひした | 麻痺した手や足を、「私の手ではない」、「他人の手です」と主張したり | 85 | |
まるでべ | 「まるで別人のように」、「前はあんな人じゃなかったのに」、「人が変わったようだ」というキーワードが聴取できれば脱抑制を考え | 73 | |
まんせい | 「慢性的にアルコールを一定量以上飲んでいる人間の脳」に起こる病態 | 131 | |
みのおき | 身の置き所がない | 87 | |
みんなで | みんなで力を合わせて綱を引きます | 80 | |
むかしよ | 昔嫁をいじめていたことがあって、そのときの罰で下痢をしているんだと思います | 14 | |
むねがい | 「胸が痛い」という知覚は正常ですが、その胸痛に対する解釈が異常 | 31 | |
もうこの | もうこの時点で負けています | 107 | |
もしかし | もしかしてこの世界全部がスパイクでは……」というような謎の気分 | 107 | |
やたらと | やたらと家の中を歩きまわりたくなる | 87 | |
ゆうじさ | 有事再診という名の強制終診 | iii | |
よめがだ | 嫁が黙って家の米やら野菜やらを盗んでいくんです | 41 | |
よやくが | 予約外や救急外来に現れる、主訴も不明で、ただひたすら妄想的な話をして帰って行くだけ、という患者さん | 32 | |
らいんま | ラインマーカーを引く | 166 | |
りんご | りんご | りぇんご | 78 |
りんぐぉ | 78 | ||
り、んごー | 78 | ||
り、ん……ご | 78 | ||
みんご | 79 | ||
りんしょ | 臨床上一番困るのはSLEに伴う精神症状(NPSLE)との鑑別 | 139 | |
れいわ | レイワ | レイサ | 79 |
れじおね | レジオネラ、マイコプラズマ、クラミドフィラなどによる非定型肺炎ではしばしば肺外症状を認めることがあり、中枢神経症状もその一つ | 115 | |
わけのわ | 「わけのわからないことを言っている」≠幻覚妄想状態です | 28 | |
わずかな | わずかな量のアルコールによっても誘発されうるというのがポイント | 131 | |
わすれて | 忘れてはいけないのは覚醒剤などの薬物の使用歴 | 36 |