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クロマチンの量的形質座位を用いてゲノムの三次元構造を高解像度に予測する

High-resolution genetic mapping of putative causal interactions between regions of open chromatin
Kumasaka N, et al:Nat Genet, 51:128-137, 2019
熊坂夏彦,Andrew J Knights,Daniel J Gaffney
Natsuhiko Kumasaka/Andrew J Knights/Daniel J Gaffney:Wellcome Sanger Institute(ウェルカム・サンガー研究所)
10.18958/6377-00003-0001267-00

クロマチン形質の集団における多様性と遺伝子多型との関連を活用することで,三次元空間におけるゲノムの相互作用を高解像度に解析することが可能となった.この相互作用は因果関係の情報を有しているため,遺伝子調節カスケードにおける領域間の作用順序を明らかにすることができ,疾患感受性座位をファインマッピングする際にはきわめて有用であることが明らかになった.

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