スマホで読める実験医学
550円

運動学習時の視床から大脳皮質運動野へのシグナル

Thalamocortical axonal dynamics in motor cortex during motor learning
Tanaka YH, Tanaka YR, et al:Neuron, 100:244-258.e12, 2018
田中康代,田中康裕,松崎政紀
Yasuyo Tanaka /Yasuhiro Tanaka /Masanori Matsuzaki:Cellular and Molecular Physiology Department of Physiology, The University of Tokyo(東京大学大学院医学系研究科)
10.18958/6331-00003-0001303-00

運動学習中に脳ではさまざまな変化が起こるが,大脳皮質運動野へとシグナルが入力されるダイナミクスは不明であった.今回,マウスのレバー引き課題遂行中に二光子顕微鏡によるCaイメージングを行うことで,視床から運動野へと入力されるシグナルの特徴を明らかにした.このシグナルの形成には小脳や大脳基底核の活動が必要であり,脳領域間ネットワークの観点から運動学習の理解に貢献することができた.

この記事は有料記事です

(残り約4,800文字)

  • 【スマホで読める実験医学】運動学習時の視床から大脳皮質運動野へのシグナル
    550円

関連書籍

実験医学2019年4月号 Vol.37 No.6

神経変性疾患の次の突破口

脳内環境の恒常性と異常タンパク質の伝播・排除

  • 富田泰輔/企画
  • 定価:2,200円(本体2,000円+税)