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サイトカインmRNAの分解による炎症応答の制御:心不全の治療標的として

Cytokine mRNA degradation in cardiomyocytes restrains sterile inflammation in pressure-overloaded hearts
Omiya S, et al:Circulation, 141:667-677, 2020
大宮茂幹,大津欣也
Shigemiki Omiya/Kinya Otsu:School of Cardiovascular Medicine & Sciences, King’s College London British Heart Foundation Centre of Excellence(キングスカレッジロンドン,循環器内科)
10.18958/6619-00003-0000947-00

自然免疫担当細胞において,炎症性サイトカインの産生は,転写だけでなく,mRNAの不安定化により制御されている.心筋細胞のような非炎症性細胞におけるサイトカインmRNAの転写後制御の重要性については明らかでなかった.今回,われわれは心筋細胞におけるサイトカインmRNAの分解が心不全の進展に関与することを明らかにした.

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