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Ⅰ型インターフェロン応答性ミクログリアは神経回路形成の編集者!?

北海道大学遺伝子病制御研究所 阿部俊太郎,岡崎朋彦

クログリアは脳内に最も多く存在する免疫細胞であり,脳における免疫機能に加えて発生期のシナプス形成や除去,神経活動の調節を行うことで正常な脳発達に重要な働きをしている.実際,その機能不全は自閉症や統合失調症をはじめとしたさまざまな神経疾患発症と関連することが報告されている.近年の単一細胞解析により,ミクログリアは均一な集団ではなくじつは多様なサブタイプからなっていることが明らかになってきている.

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DOI:10.18958/7495-00004-0001450-00

2024年6月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2024年6月号  Vol.42 No.9
胚モデルから解き明かすヒト初期発生
多能性幹細胞と非ヒト霊長類を用いて“形づくりのブラックボックス”に挑む

髙島康弘/企画
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