Series The Future of Cancer Genomics Special interviews at Washington University School of Medicine

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第3回 癌の法則を解明して個別化医療につなげるために

Timothy J. Ley, M.D.
Professor of Department of Medicine/Department of Genetics,Washington University School of Medicine

実験医学2009年12月号特別インタビュー)

 ワシントン大学では,大学と病院・製薬企業が密接に連携し,トランスレーショナルリサーチと個別化医療の確立を目指すプロジェクトが推進されている.本インタビューでは,physician scientistとして癌治療と癌メカニズムの基礎研究に従事しているティモシー・レイ先生に,ゲノムセンターと共同で行ったAML患者の全ゲノムシークエンスの意義についてうかがった.そこから明らかになった癌ゲノムの謎とは何か.社会・医療に与えるインパクトはどのようなものなのか.そして,トランスレーショナルリサーチは本当に実現に向かっているのか.「患者のために」という強い信念に基づいたレイ先生の貴重なメッセージを,ぜひご覧いただきたい.

Timothy J. Ley先生 写真
  • Professor of Department of Medicine/Department of Genetics,
  • Washington University School of Medicine

Timothy J. Ley, M.D.

1978年ワシントン大学にてMDを取得.マサチューセッツ総合病院,国立心肺血液研究所(NHLBI),ワシントン大学メディカルセンターで臨床医としてのトレーニングを積んだ後,'84年NHLBIでsenior investigatorとしてアカデミック研究を始める.'86年ワシントン大学Assistant Professor,'93年同大学Professor,現在に至る.血液を中心とした癌細胞研究の physician scientistとして,疾患モデルマウスやゲノム解析などの方法論を導入し,AMLやAPL(急性前骨髄球性白血病)の発症機構解明に多くの貢献を果たしている.

インタビュー動画

OPEN [1] AML患者の全ゲノムシークエンスの意義

  • 9分22秒
  • 2009年11月17日公開
  • 1 AML患者の全ゲノムシークエンスの意義

OPEN [2] 癌ゲノムの“聖杯”を探求する

  • 9分20秒
  • 2009年11月24日公開
  • 2 癌ゲノムの“聖杯”を探求する

OPEN [3] 癌ゲノム研究の発端とシークエンスの費用

  • 6分42秒
  • 2009年12月1日公開
  • 3 癌ゲノム研究の発端とシークエンスの費用

OPEN [4] 次世代の有望な癌研究戦略

  • 8分28秒
  • 2009年12月1日公開
  • 4 次世代の有望な癌研究戦略

OPEN [5] 個別化医療:社会は新技術を受け入れるか

  • 8分05秒
  • 2009年12月8日公開
  • 5 個別化医療:社会は新技術を受け入れるか

OPEN [6] 気の遠くなるような挑戦:トランスレーショナルリサーチ

  • 6分57秒
  • 2009年12月8日公開
  • 6 気の遠くなるような挑戦:トランスレーショナルリサーチ
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「月刊実験医学12月号」イメージ

実験医学2009年12月号に日本語のインタビュー記事が掲載されています

Series The Future of Cancer Genomics

癌の法則を解明して個別化医療につなげるために

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