外科研修期間での自分の目標を決めよう!
近藤昭信(Akinobu Kondo),田中 穣(Minoru Tanaka)済生会松阪総合病院 外科
2024年5月号掲載
外科では術前診断が十分にされた待機手術と,急性腹症などの緊急手術を行っています.研修医にとっては術前まで準備が十分にできた手術と,緊迫感のある緊急手術を経験することができます.手技としては縫合処置などの小さな手技から手術助手,さらには簡単な手術の執刀まで経験できます.将来一般外科だけでなく外科系の診療科を希望する研修医においては腹腔鏡トレーニングを行えば腹腔鏡手術の部分的な執刀もできます.
術前検査から手術,術後管理まで連続して行うことで疾患に対する理解を深めることができます.また手術という治療を通して患者さんの不安や期待について共感することができ,手術後に,病状が回復していくことを患者さんとともに実感することができます.
※ご所属,経歴等は執筆時のものです.公開日は変更となる可能性があります
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表●外科研修での目標(例)
各科ローテ準備ガイド