子どもを知ろう! 小児科医の視点を知ろう!
西村謙一(Kenichi Nishimura)横浜市立大学附属病院 小児科/臨床研修センター
2024年5月号掲載
小児科医は子どもの総合医です1).疾患/病態のみならず,子どもとその家族,さらには心理・社会環境をみています.子どもの代弁者として,医療上の問題と同時に,社会的な問題の解決にあたることが求められます.以下の多彩な視点をもっています.
臓器別ではなく,臓器横断的に子どもを診ます.内科・外科的な知識に加え,皮膚・耳鼻・眼科等の知識も必要です.小児科にもさまざまなサブスペシャリティがありますが,総合診療の基礎の上に成り立っています.
患者本人のみならず,その家族や生活環境をみています.ナラティブな診療態度を要し,心理・社会的な問題に対応するために多職種との連携が欠かせません.
※ご所属,経歴等は執筆時のものです.公開日は変更となる可能性があります
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