地域医療(地域の小規模病院)

普段と異なる環境で働くことで得られる多くの気づきや学び

朴澤憲和(Norikazu Houzawa)帯広徳洲会病院 内科

2024年5月号掲載

地域の小中規模病院はこんな病院です

皆さんが所属する臨床研修指定病院は,基本的に300床以上で,各診療科の専門医や医療スタッフ,設備も充実しています.急性期・高度医療や疾病に対する精密検査・治療が主な役割です.一方,小規模病院は,病床は200床以下で,専門診療科が非常勤医師による外来のみ,臨床検査や画像検査も夜間は呼び出し制など,マンパワーや設備面で制限がある場合が多いです.

小規模病院の医師は,限られた医療資源のなかで,総合診療医として,また専門を有する場合もその地域や特性を熟知した医療スタッフや関係各所と協同・連携し,ときに専門外の問題にも対応します.適切な連携を行い,地域で求められる役割を果たすことが小規模病院における医療の醍醐味です.

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