実験医学月刊 連載一覧

Update Review


本コーナーでは,近年著しい進歩が認められた分野や新局面を迎えた注目の分野をピックアップし,最新の知見を中心に幅広く概説していただきます.


  • ゲノム合成の潮流板谷光泰,金子真也
  • ゲノム医療研究開発のための診療情報の二次利用による病態分類:フェノタイピング荻島創一
  • 渇きの神経科学:知覚・情報処理・行動の統御蛭子はるか,市木貴子,岡 勇輝
  • 神経回路形成因子LOTUS の挑戦竹居光太郎
  • 細胞骨格による転写制御林 謙一郎,森田 強
  • IP3受容体のチャネル開口機構の最新知見濱田耕造,御子柴克彦
  • 新たな上皮完全性維持機構片岡寛章
  • 発見から100年,ベールを脱ぐペリサイト西山功一
DOHaD研究の展望と課題
中野有也

5-アミノレブリン酸(5-ALA) その生体機能と多彩な疾患への応用
千葉櫻 拓,中島元夫

UPSの未解決問題に挑む ついに明かされるプロテアソーム分解の制御機構
佐伯 泰,土屋 光,大竹史明,田中啓二

量子生命科学の展望
田中成典

組織局在型メモリーT細胞による生体防御機構の重要性
飯島則文

亜鉛シグナリング研究Up-to-Date
原 貴史,高岸照久,深田俊幸

ミトコンドリアダイナミクスの最前線 脂質との関係を中心に
足立義博クリストファー,村田大輔,飯島美帆,瀬崎博美

Nucleome研究の世界動向
田代 聡,木村 宏

抗体試薬の特異性に関する課題と展望
服部峰充,小出昌平

新しい創薬標的としての脂質メディエーター分泌輸送体
西 毅,久野 悠,小林直木,山口明人

トランスオミクス研究の新展開 階層統合の最新動向,そして次に来るもの
柚木克之,久保田浩行,幡野 敦, 黒田真也

ROHgenコンソーシアムが解いたMissing Heritability
岡田随象

「三つ子の魂百まで」を脳科学的に理解する
下郡智美

環境DNA 解析のインパクト
岩崎 渉,佐藤行人,源 利文,山中裕樹,荒木仁志,宮 正樹

The NAD World 2.0 哺乳類の老化・寿命制御における組織間コミュニケーションの重要性
今井眞一郎

時間薬理・栄養・運動学の研究最前線
柴田重信,田原 優

遺伝子発現揺らぎの定量的理解をめざして パーシスターを例に
御手洗菜美子

ゴルジ体ストレス応答への招待状 細胞小器官の量的調節機構の全貌解明をめざして
吉田秀郎,佐々木桂奈江

離合集散が織りなす生命分子機能の研究フロンティア
加藤晃一,稲垣直之

動物多細胞システムのオリジンに迫る
菅 裕,Iñaki Ruiz-Trillo

研究業績の適切・公平な評価は可能か?
中西義信

クラスター型プロトカドヘリン:複雑なニューラルネットワークへの挑戦
八木 健

ナノメディシンはがんの治療・診断を変える
後藤浩一,玉野井冬彦

明らかになってきたCALHMチャネルの構造と機能
樽野陽幸,J Kevin Foskett,丸中良典

血小板による血栓形成メカニズム研究の最新動向
笠原浩二,山本正雅

RNA-RNA相互作用の新概念
緒方 洵,保科貴広,山本春菜,幸谷 愛

自然リンパ球研究Up-to-Date 分化・機能によるILC分類の現状
澤 新一郎

細胞誤認:その現状と研究者にもとめられる対策
小原有弘,佐藤元信,西條 薫,中村幸夫

グルカゴン・ルネッサンス 糖尿病治療標的の新時代
北村忠弘

明らかとなる真核生物転写開始の分子機構
村上健次

がんのmethylator phenotype:ゲノムとエピゲノムの接点
鈴木 拓,山本英一郎,丸山玲緒,甲斐正広

血管・リンパ管の形成におけるTGF-βファミリーシグナルの役割
渡部徹郎

インフルエンザ治療薬最前線 PD1のRNA核外輸送を介したウイルス増殖の抑制
今井由美子,久場敬司

より悪性度の高い循環大腸がん細胞検出を目指して
横堀武彦

オルガネラ接触部位:多様な機能と疾患
多賀谷光男,谷 佳津子,新崎恒平

拡大するテロメラーゼのバイオロジー
毎田佳子,増富健吉

繊毛病(ciliopathy)研究の最新の動向 原始結節と腎臓尿細管上皮の繊毛を中心として
横山尚彦

染色体分配の分子機構と関連分子を標的としたがん治療への展望
田中耕三

アクチン研究の最新動向 構造から調節,恒常性,可視化,モデリングまで
山城佐和子,圓岡真宏,水野裕昭,渡邊直樹

mRNA品質管理機構の最新理解と新たな標的治療の可能性
山下暁朗

コネクトーム−脳の「ルールブック」をひもとく
岩崎広英

次世代シークエンサーによる染色体構造解析 その実情と今後
中戸隆一郎,伊藤武彦,白髭克彦

“痛み”のバイオロジー 侵害受容器はどこまでわかってきたか?
中川貴之

ドラッグリプロファイリング ─既存薬を用いた新薬開発
水島 徹

アセチローム解析から見えてきたタンパク質修飾の新しい意味 —ヒストン修飾を超えて,代謝・細胞機能に及ぼす作用
松田( 古園) さおり,伊藤昭博,吉田 稔

遺伝子改変小型実験魚が拓く新たな挑戦 メダカで大魚は釣れるか
谷口善仁,大北 倫

機能的インナーセントロメア形成の分子メカニズム
山岸有哉,本田貴史,塚原達也,渡邊嘉典

母児間マイクロキメリズムが問いかける自己と他者 免疫学・再生医学・臨床医学への展開
入江直樹,連 利博

天然変性タンパク質:タンパク質の構造・機能研究の新しいターゲット X線小角散乱と分子動力学シミュレーションによる動的構造解析
苙口友隆,池口満徳,佐藤 衛

DISC1研究の期待と課題 精神疾患研究のマイルストーンの1つとして
澤 明,仲嶋一範

病態生理に基づく統合失調症の新規治療薬開発に向けて
高橋長秀,尾崎紀夫,櫻井 武

DNAメチローム解析技術の発展と最新ストラテジー
金田篤志

イヌゲノム解析の最前線 ヒト疾患遺伝子同定への新たなアプローチ
佐々木貴史,塩濱愛子,工藤 純

シグナロソーム研究の最前線 COP9シグナロソームとヒト疾患
加藤順也,加藤規子

FANTOM4で解明された動的転写制御ネットワーク
鈴木治和,林崎良英

胸腺髄質微小環境を形成するサイトカインとケモカイン
新田 剛,上野智雄,高浜洋介

SIRT1/NADが結ぶ概日リズムとエネルギー代謝の新たなフィードバックループ 1)CLOCK-SIRT1によるサーカディアンリズム調節
中畑泰和,Paolo Sassone-Corsi
SIRT1/NADが結ぶ概日リズムとエネルギー代謝の新たなフィードバックループ 2)NADワールドの新展開
吉野 純,今井眞一郎

世界に広がるミュータントマウス大規模プロジェクトの最新動向
権藤洋一,桝屋啓志,若菜茂晴

生体内D-アミノ酸研究の新展開
藤井紀子,本間 浩

培養細胞で頻発するクロスコンタミネーションへの警戒
水澤 博,小澤 裕,小原有弘,増井 徹,佐藤元信,岩瀬 秀,深海 薫,西條 薫,中村幸夫

新たな代謝・老化制御系としての「NADワールド」—全身性NAD合成制御系,Sirt1とその重要性
今井眞一郎
糖鎖から疾患解明へ—糖鎖研究の躍進と疾患解明・治療応用への可能性
遠藤玉夫

第二次大規模ゲノムシークエンスの予兆
服部正平

RTKシグナル伝達系のシステムバイオロジー〜数理解析の基礎と創薬への応用
畠山眞里子,中茎 隆,仲 隆

21世紀の脳疾患研究〜心の解明へ向けた世界の取り組み
神谷 篤,澤 明

粘膜免疫システムのユニーク性と疾患・治療応用
後藤義幸,清野 宏

上皮−間葉変換(EMT)と癌の悪性増殖〜細胞外マトリックス分子の役割
宮崎 香

癌幹細胞の単離と制御シグナル〜真の癌幹細胞分離へのアプローチ
近藤 亨

インターフェロン発見から半世紀
宇野賀津子

サイドメニュー開く