実験医学月刊 連載一覧
日本人研究者の最新トピックスを,いち早く紹介します.
- 哺乳類の性はSRY とSF-1 が協調的にSox9 を活性化することによって決まる関戸良平
- 鋳型非依存的RNA 合成酵素,CCA 付加酵素のRNA 合成忠実性維持の分子基盤董 雪松/富田耕造
- IL-6 阻害による実験的自己免疫性脳脊髄炎発症の抑制世良田聡/藤本 穣/仲 哲治
- キナーゼ複合体の受容体から細胞質移行による時空間的活性制御松沢 厚/ Michael Karin
- PML標的による静止期白血病幹細胞の根絶伊藤圭介/ Pier Paolo Pandolfi
- 標的プロモーター由来ncRNAによる転写抑制 RNA依存性転写制御機構黒川理樹
- 外胚葉因子がp53の活性を阻害することにより中胚葉分化を抑制する笹井紀明
- 有糸分裂の開始を制御するBoraとオーロラAキナーゼの協調的な働き関 亜希子
- 分裂酵母Pot1-Tpp1 による染色体末端保護とテロメア長制御三好知一郎/石川冬木
- 細胞間接着によるアンジオポエチン1/Tie2 系の空間的・機能的制御福原茂朋/望月直樹
- 新規核小体複合体eNoSC によるエピジェネティックなrRNA 転写制御機構村山明子/大森一二/柳澤 純
- リポソーム内に再構成された細菌の分裂装置“Z -リング”大澤正輝
- 筋萎縮性側索硬化症における小胞体ストレスを介した運動神経細胞死のメカニズム西頭英起/一條秀憲
- G タンパク質共役型受容体SREB2/GPR85は脳のサイズと行動を規定し統合失調症の脆弱性に関与する松本光之
- スルメイカロドプシンのX 線結晶構造解析村上 緑/神山 勉
- 心臓発生におけるhigh mobility groupタンパク質HMGA2の決定的な役割門前幸志郎/小室一成
- T 前駆細胞はミエロイド系細胞への分化能を保持している ―血液細胞分化経路図が書き換わる和田はるか/桂 義元/河本 宏
- 昆虫嗅覚受容体は匂いで活性化される新規のイオンチャネルを構成する佐藤幸治/東原和成
- コラーゲン特異的シャペロンに対するsiRNAを送達するビタミンA 結合リポソームによる肝硬変の治療佐藤康史/村瀬和幸/加藤淳二/新津洋司郎
- マウス卵における内在性siRNA の生合成と機能渡部聡朗/佐々木裕之
- チェックポイントキナーゼChk1の新しい機能 ―ヒストンH3-Thr11のリン酸化を介した転写制御機構島田 緑/中西 真
- 繊毛におけるタンパク質輸送機構とRab GTPaseのつながり ―繊毛関連疾患モデルとしてのゼブラフィッシュ変異体エリプサの解析大森義裕/古川貴久
- Fbxw7は造血幹細胞維持と白血病発症抑制に対する安全装置として重要である松岡佐保子/尾池雄一/須田年生
- ロイコトリエンB4第二受容体(BLT2)の生体内リガンドは12-HHTである ―古くて新しい脂質メディエーターの発見奥野利明
- 核およびミトコンドリアDNAの酸化損傷によって引き起こされる2つの独立した細胞死の経路岡 素雅子/中別府雄作
- アペリン/APJシステムは血管の管腔サイズを制御する高倉伸幸/木戸屋浩康
- 白血球を標的とした短鎖干渉RNA(siRNA)の生体内デリバリー森下義幸/Dan Peer/島岡 要
- 卵子由来の核小体は哺乳類の初期胚発生に必須である大串素雅子
- 線虫では初期型と二次型のsiRNAの産生機序および活性が大きく異なる田原浩昭/浅沼高寛/小川宣仁
- 小胞体Ca2+センサーSTIM1が誘導するCa2+流入がマスト細胞活性化に必須である馬場義裕
- ニューロンの過剰興奮後に生じるシナプス減少のメカニズム田中秀和/安田 新/杉浦弘子/山形要人
- インフルエンザウイルスRNAゲノム複製を制御するMCM複合体川口敦史/永田恭介
- 糖ヌクレオチド輸送体SLC35D1は骨格の形成に必須である 糖鎖科学,発生生物学と骨・関節疾患研究の新たな接点池川志郎/古関明彦/古市達哉/平岡秀一
- なぜ大動脈弓は左側にアーチを形成するのか?八代健太
- SRAドメインをもつNp95はメチル化DNAにDnmt1をリクルートすることによりエピジェネティックな遺伝的発現の維持を仲介する武藤正弘/Sharif Jafar/竹林慎一郎
- 最終分化を終えた網膜水平細胞の増殖による転移性腫瘍形成味岡逸樹
- シナプス機能と自閉症 ニューロリギン遺伝子変異マウスを用いた自閉症病理の探求田渕克彦
- ヒト急性骨髄性白血病の抗癌剤抵抗性とニッチ石川文彦
- αキメリンは,エフリン-Ephシグナルの鍵メディエータとして運動系神経回路形成を制御する岩里琢治
- 哺乳類cell-freeシステムにおけるlet-7 microRNAによる翻訳抑制脇山素明/横山茂之
- エストロゲンは破骨細胞におけるエストロゲン受容体αを介したFasリガンドの誘導により骨量の減少を阻害する今井祐記/中村 貴/松本高広/加藤茂明
- 二母性胚からの高頻度なマウス発生川原 学/河野友宏
- 間葉系幹細胞の起源とふるまい高島康弘/西川伸一
- 新規カーゴ受容体アルカデインはキネシン-1の構成要素の小胞輸送を誘導する荒木陽一
- ヒト肝細胞を安定的に供給できるFah-/-/Rag2-/-/Il2rg-/-マウス東 久弥/Markus Grompe