本連載が大幅加筆して単行本『ハーバードでも通用した 研究者の英語術』になりました!
本連載の主旨・概要は「はじめに~ひとりで学ぶ英語の心得」をご覧下さい
From: hokada@japan.edu
Subject: Hello
To: jmiller@usa.edu
上記の岡田さんのメールのHelloというSubject名では,挨拶メールと勘違いされかねません.これはメールの目的とメイン・メッセージの肝を全く反映していません.
From: hokada@japan.edu
Subject: Application
To: Jim jmiller@usa.edu
推敲例1:ApplicationやPostdoctoral Positionはアプリケーション・メールで一般的によく使用されるフレーズです.これらを使用することは無難であり,なんら問題はありません.
From: hokada@japan.edu
Subject: Application (Hitoshi Okada PhD, Japan Teikoku Univ)
To: Jim jmiller@usa.edu
推敲例2:一歩進んで,自分のメールが100通あまりの他の応募者のメールと一緒に「Postdoc applications」という名のメールボックスに一時保存されている状況を想像してみてください.おそらくボックスにはApplicationやPostdoctoral Positionという同じようなSubject名が並ぶでしょう.推敲例2のように自分の名前と所属を括弧付きで入れておけば,読む側の目をひきますし,受け取った方も整理したり,検索したりするのに便利です.
プロフィール
Photo: Liza Green (Harvard Focus)