本コンテンツは,実験医学同名連載(2017年8月号〜)からの転載となります.バックナンバーのプレゼント応募は終了しておりますが,パズルのみお楽しみいただけるようになりました(本文の文章は掲載時のままになっております).
第37問のこたえ
先月号の『CAGブロック』の答えはこちら.「ブロック分け」とか「Area Division」とよばれる昔からあるパズルで,分ける文字も自由に設定できます.今回は先月号の特集「リピート病」を調べていたときに「CAGトリプレットのくり返しの異常伸長に起因するトリプレットリピート病としてHuntington病などが有名」ということを知り,たくさんのCAGに分けてもらうパズルに仕立てました.解く道筋としては,まずは同じ文字同士が隣り合ったブロックの間に線を引き,そこから1マスや2マスが孤立しないように,うまくCAG3文字の入ったブロックができるように探りながら区切っていくことになります.うまくすべてを区切り終わり,矢尻の間にできる区切りの数を数えると『6』になります.
新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言から,解除された現在6月末にいたるまで,医療機関はもちろん,大学の講義や各種実習においても,非常に多くの苦労が続いていることと思います.僕自身の活動においても,春休みから夏休みにかけての科学館・博物館でのイベントが軒並み中止や延期となり,皆さんと対面しながらパズルを楽しんでもらう機会がなくなりました.一方で興味深かったのは,懸賞問題としてパズルを提供している新聞や雑誌の編集部から伺った,外出自粛期間に懸賞パズルの応募数が急増したという話でした.皆さん,家にいる時間が増え,普段はパズルに取り組まない人にも取り組んでいただけた結果なのかと想像し,暗いニュースが多いなかではありますが,嬉しく思った次第です.本連載のパズルも抽選でプレゼントがあたるので,ぜひ解いた方は編集部に解答を送ってみてください!
では,また来月.お楽しみに!