本コンテンツは,実験医学同名連載(2017年8月号〜)からの転載となります.バックナンバーのプレゼント応募は終了しておりますが,パズルのみお楽しみいただけるようになりました(本文の文章は掲載時のままになっております).
第18問のこたえ
先月のチャレンジ問題「ATGCプレース」の答えはこちら.
1列が6マスですので,どの列にもATGCの4文字に加えて空白が2つ入ります.空白の位置が決まるとそのマスには×を書くなどして解き進めていくといいと思います.最終的に埋まった盤面から該当のマス目の文字を抜き出すと『CAT』となります.この手のペンシルパズルは,ルールを理解して,そこから解き方を考えなければいけないので,最初はとっつきにくいかもしれませんが,慣れていくと楽しくなってきます.今回は周りのヒントがすべてある問題を出題しましたが,このヒントの数は減らすことができます.減らせば減らすほど難しくなるのですが…機会があったら紹介します.
先月号の特集は「核酸医薬」ということでした.学生の頃には,アンチセンスオリゴの一種,モルフォリノオリゴを発生研究に使う試みがはじまり,僕自身もホヤの発生研究で大いに利用しました.その後,しばらくしてsiRNAやmiRNAなどの小分子RNAが注目されだしたのが記憶に残っていますが,それらの流れが核酸医薬に繋がっていったのかと思います.余談ですが,核酸医薬品はRNAがメインなのでパズルに使う文字は「AUGC」の4文字の方がいいかなと思ったのですが,「ATGC」の口あたりのよさを優先したしだい.皆さんが「ATGC,ATGC…」とつぶやきながらマス目を埋めていったのでしたら本望です.
では,また次回をお楽しみに.