本コンテンツは,実験医学同名連載(2017年8月号〜)からの転載となります.バックナンバーのプレゼント応募は終了しておりますが,パズルのみお楽しみいただけるようになりました(本文の文章は掲載時のままになっております).
第66問のこたえ
先月の『動物どれかな?』は楽しんでいただけましたか? ほぼ1年ぶりのひらめき系ということで,普段と違う思考回路を使ったのではないでしょうか.最初は,1つの数字が何に対応するのかを考えるのが王道ですが,トリ,ヒト,ムシ,サカナ…みたいに考えてもなかなか法則は見つけられません.ハチやサンゴあたりがきっかけに,ハチ=8,サンゴ=35が浮かべばあと一息,あとは,左の数字が計算式になっていると気づけば,もう答えはすぐそこです.左の数字の列で,数字の間を「-(マイナス)」と読み,計算で出た答えの数字を,語呂合わせとして読んでいくと,右の生物名が現れるという法則です.?には,93-25-24=44 ということで,「44」の語呂合わせ,「しし(獅子)」に相当する③が答えとなります.29=フグ,1=ヒトはいいとして,最初の41はなんて読むのかと悩まれた方もいるかもしれませんが,これは「4(ス)・1(ワン)」と読むのが作意です.
「710(なんと)立派な平城京」「794(鳴くよ)鶯平安京」は歴史の勉強では誰もが通る道,電話番号でも,歯医者は「6480(虫歯ゼロ)」,精肉店は「1129(いい肉)」など,3の平方根は,「1.7320508…(人並みにおごれや…)」,数字を離れると,「H He Li Be B C N O F Ne…(水兵リーベ僕の船…)」などが有名どころでしょうか.昔,ポケベルを使っていた人には,「084(おはよう)」「5963(ごくろうさん)」と日常会話を数字の語呂合わせでやりとりしていた方もいると思います.数字と日本語の対応はかなり自由度も高く「ひ・ふ・み・よ…」「ワン・ツー・スリー・フォー…」「イー・アル・サン・スー…」などの各言語での数え方はもちろん,「0」を字形で「わ」や「まる」,英単語の「O」から「おー」などと読むのも許されているかと思います.最後に,前回の問題をつくるにあたり,いろいろ生物名の語呂合わせを探してみたので,問題に使わなかったものをいくつかあげておきます.魚関連「24」「27」「38」「51」「096」,昆虫関連「43」「85」,哺乳類では「31」「68」,植物では「38」「87」「74」「84」「89」など.「84」は読み方によって2種類の植物になったりします.何度か書いてきた昔の僕の研究材料の海産無脊椎動物も「48」とあらわせますね.
今月はここまで,来月のパズルもお楽しみに!