本コンテンツは,実験医学同名連載(2017年8月号〜)からの転載となります.バックナンバーのプレゼント応募は終了しておりますが,パズルのみお楽しみいただけるようになりました(本文の文章は掲載時のままになっております).
第15問のこたえ
① から順に「異所(いしょ)」「因子(いんし)」「分解(ぶんかい)」「脂質(ししつ)」ができ上がり,読みを50音順に並べると一番後ろの熟語は『分解』となります.今回は二文字ということもあり,比較的簡単に解けたのではないでしょうか? これらのパズル,どんな漢字でも適当に分解するとつくれるのですが,こうした場で出題する手前,少しこだわって,分解しても実在する漢字にしてみました.少し馴染みは薄いですが「匕」は「さじ」と読み「匙」や短刀を意味する「あいくち」の意味があります.「斤」は「おの」や「まさかり」を意味する他, 重さの単位であったり,食パンのかたまりを数える単位として使われますね.
先月号の特集テーマは「脂肪の量と質を制御する」.脂肪と言えば,もっぱら自分の貯えが気になるところではありますが….もう一つ,私自身の徳島大学でのポスドク時代を思い出しました.質量分析計を扱う研究室だったのですが,その解析対象の一つに,脂肪細胞の分泌タンパク質があったのです.もう10年以上も前ですので,そのころに比べると,ずいぶん脂肪細胞の理解も進んで,注目を浴びているようですね.個人的には,自分の体の脂肪を制御するべく定期的に運動をしようと改めて思ったしだいです.
では,また来月.どんなパズルが出題されるか,お楽しみに!