本コンテンツは,実験医学同名連載(2017年8月号〜)からの転載となります.バックナンバーのプレゼント応募は終了しておりますが,パズルのみお楽しみいただけるようになりました(本文の文章は掲載時のままになっております).
第38問のこたえ
先月号の『三字熟語をつくろう』の答えはこちら.9個の三字熟語のなかから,どれか一つでも思いつくと,あとはそこから順々に埋めていけると思います.以前にも少し書きましたが,今回のような文字を題材にしたパズルは,理系文系,老若男女区別なく気軽に解けることもあり,新聞・雑誌でも人気があります.これらの文字パズルは,問題をつくる過程もパズルを解いているのと同様にパズル的でして,うまく問題に沿った文字や単語が見つかったときはつくり手としての嬉しさを感じられます.今回もなるべくバイオ系の熟語をちりばめたのですが,「絵手紙」と「代理人」の2つはバイオ系からは離れてしまいました.9個の三字熟語を完成させると「化」「性」「活」の3文字が残りますので,それらを並べ替えてできる『活性化』が答えとなります.
世界はいまだコロナ禍のなかにあり,僕の周りでも仕事の打ち合わせの多くがオンラインに移行しています.各種学会も例外ではないようで,僕が研究者時代にお世話になっていた学会の動向を見てみると,5月開催予定だった発生生物学会は中止に,9月開催予定の日本動物学会や12月開催の日本分子生物学会はオンライン開催となるようです.もちろん研究発表をし,意見を交わすことが学会の目的の一つであるので,それはオンライン開催でもある程度達成されるように思えます.しかしもう一つ,学会の価値として感じていた“雑談”や“偶然の出会い”を生む,研究者同士がただ集まってワイワイとしているような空気を実現させるのには,オンラインでは力不足なのではないかという気もします.とはいえ,今はこうした形が望ましいわけで,そこは研究者の知恵で乗り越えていくことなのかもしれませんね.
最後はパズルと関係ない話題になってしまいましたが,また来月.お楽しみに!