本コンテンツは,実験医学同名連載(2017年8月号〜)からの転載となります.バックナンバーのプレゼント応募は終了しておりますが,パズルのみお楽しみいただけるようになりました(本文の文章は掲載時のままになっております).
第74問のこたえ
先月の『synonyms』は楽しんでいただけましたか? 英単語の知識も必要で,これだ,という単語がどちらか1つでも思いつかなければ,解き進めるのも難しくなります.かなり苦労された方も多かったのではないでしょうか? 単語が何組かわかった後に,そこから答えの6文字の単語を想像しながら,すべての単語の組合わせを明らかにした方もいるのではないかと想像します.さて,今回の問題に使った6組の類義語は以下の通り.area-region(領域),state-say(言う),reply-answer(答える),vote-elect(選出する),easy-simple(簡易な),finish-end(終わり).どれも中学生でも知っている単語だったと思いますが,いざアルファベットを並べてつくるとなると大変だったかと思います.最後に指定の6文字を並べ,「GENOME」が答えとなります.
先月号の特集テーマは「内在性ウイルス様配列」ということで,「ゲノム」を解答にしたのですが,本連載ではこれまでも,ゲノムをテーマにしたいくつかのパズルをつくってきました.まず,記念すべき第1回の2017年8月号では「ゲノム覆面算」ということで,ATGCとGENOMEという文字列を使った覆面算を出題,’21年12月号(第53回)では,「生命の謎を解け」という,二重らせんを図式に使った謎解きを出題しました.さらに,’23年3月号(第68回)では,「1本鎖ゲノムを復元せよ」というバラバラのゲノムをつなげていく図形パズルにもなりました.ATGCの4種類の塩基に注目すると,’19年1月号(第18回)の「ATGCプレース」や’20年8月号(第37回)「CAGブロック」といった,既存のペンシルパズルをもじったパズルも出題しました.最近,この連載に挑戦しはじめて,まだこれらのパズルを見たことがないという方は,ぜひ挑戦してみてください.研究室の本棚から過去号を探すのもよいですが,羊土社のweb上でも過去のパズルをすべて見ることができますので,どうぞそちらもご活用ください.
今月はここまで,来月のパズルもお楽しみに!